クリスマスの時期に、吉祥寺のStar Pine’s Cafeで面白いライブを連続で観た。12月21日(金)のケロポンズと、12月24日(月)のKiiiiiii。どちらも女子2人組、そしてぼくにとっては大切な友人で、思い起こせば2組とも数年前のぼくの結婚パーティーに出演してくれたのだった。つくづくすごい宴だったなあ。
ケロポンズは、普段は日本中の保育園や公民館を回って親子コンサートやセミナーをしている、チルドレン・ミュージック界のスーパースター。だが、この日の「年(を)忘れ(ちゃった)ライブ」は大人向け仕様ということで、前半がコント(小芝居)で後半が普通のライブという構成だった。ケロポンズは生で何度か観てきたが、この日のライブは間違いなく彼女たち(ケロ&ポン)がこれまでやってきたことの集大成であり、そのうえ未来の可能性をも感じさせる素晴らしい内容だった。ワールド・ミュージックからアイドル・ポップスまで一瞬で横断する音楽性と、ドラァグクイーン好きのお姉様をも喜ばせそうな(女だけど)妖しく突き抜けたキャラ×2、そのうえさらに涙あり。てんこもり。とりわけ前半のコント+歌のパートは、Kiiiiiiiのイメージとも重なるものがあった(Kiiiiiiiは観客として来ていた。ケロポンズとは大の仲良し)。Kiiiiiiiとは一世代も上にあたるケロポンズが若さとはまた違ったエネルギーを駆使して、お互いいい勝負のライブを繰り広げていることに感動した。ケロポンズとKiiiiiiiの対バンライブ、いつか観てみたい。ケロポンズをまだ知らない人にもぜひ見せてあげたい。(>>ケロケロ日記:12月21日)
その3日後に同じ場所で開かれたKiiiiiiiの「Strike! vol.5」。このところKiiiiiiiについて書こうとすると父や兄など身内の視点になってしまうので、よっぽど遠出でもしない限り(海外など)ここには何も書かずにいたが、この日のライブは本当に良かった。そろそろお腹が大きくなってきたu.t.が、妖艶で色気にあふれていて目が離せなかった。Lakin’のことが目に入らずu.t.しか見えなくなってしまうようなステージが、経験上Kiiiiiiiのライブとしての理想的展開だと思う。その意味で、この日は最近観た中ではニューヨークのCake Shopに匹敵する出来だった。心配でハラハラさせられることもなく、感傷も何ひとつ残さず、ただ歌と演奏だけがそこにあった。秋のライブで初めて披露した2人ドラムの作品など、新しい試みにも果敢にチャレンジしている。これでしばらくお休みとのことだが、全くサヨナラという気がしない。u.t.の赤ちゃんと一緒に“次のKiiiiiii”もきっと、この休みの間に生まれ育っているだろう。それを早くこの目で見てみたいと思った。

以前描いたCD『うたって あそぼう!! ケロポンズ』のジャケット