去年行った文字モジトークショー01で書体作家の片岡朗さんが制作中とおっしゃってた新書体「丸丸gothic(丸丸ゴシック)」が発売開始(?)、と「デザインのひきだし・制作日記」に書かれていた。
ネット上での書体見本は、日本タイポグラフィ協会の片岡さんの会員名簿で見られるようになっているが、カタオカデザインワークスのサイトでの公開・販売は現時点ではまだのよう(追記:発売開始されました)。そういえば今年の正月にカタオカデザインワークスから届いた年賀状に使われていた書体も、いま思えば丸丸gothicだったのだなあ。

丸ゴシック体はいろいろ所有していて(じゅん、ヒラギノ、モトヤマルベリ、平成丸ゴシック、タイプバンク丸ゴシック…etc.)、仕事で使う機会も大変多いのだけど、個人制作の作家さんのもの以外はどれも似たり寄ったりで「これだ!」という決め手に欠ける。石井丸ゴシック体のような、大人にも子どもにも届くスタイリッシュな書体がデジタルフォントで出てくれるとうれしい。“こぶりな丸ゴシック”とか“游丸ゴシック”とか……メーカーの方、ぜひご検討を。

>>Embryo|T.26(一番下)
ケロポンズのニュー・アルバム『プリティ ケロポンズ』に使用した2種のフォントのうちのひとつ。こちらはナムコのパックマンのロゴを彷彿させる「Embryo」というフォント。文句なしにプリティ。最近はこういう可読性の低い、“読めない”書体が気になる。
>>ステージ1
かつてMac OS9以前のIllustrator(5.5Jとか)で作業していた頃、異なるフォントを組み合わせるのは至難の業だった。AdobeのATC(Adobe Type Composer)やフォントワークスのType Mixingのような混植ソフトはあったもののうまく使いこなせず、結局全部手作業で直していた。中ゴシックの欧文だけ選択して欧文書体に変更し、さらに高さが合わないのでいちいち天地106%に直したり……なんとも無駄な時間を過ごしたものだ。
OSX/CSx環境のいま、合成フォントの機能を使えば簡単に混植ができる。高さもベースラインもあらかじめ設定しておけるのもいい。フォントの数だけいろんな組み合わせが楽しめる。既存のちょっと飽きてきた書体も、意外な組み合わせでまったく新しく見えてくるから面白い。いまリストに入っている(仮名書体と漢字の単純な合成以外の)合成フォントのうち気に入っているものをいくつか挙げてみた。

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