「ゼロの焦点」サントラの仕事 このエントリをTwitterに追加このエントリをはてなブックマークに追加

 11月14日に公開される映画『ゼロの焦点』(監督=犬童一心)のオリジナル・サウンドトラックのデザインを担当しました。主演=広末涼子、中谷美紀、木村多江、というマイ・フェイバリット・女優さんたちによる豪華スリートップ。先日の東京国際映画祭あたりからテレビやネット、雑誌などで精力的なプロモーションが展開されてます。

 音楽は、ゲルニカ、8 1/2、最近ではCM「たらこ・たらこ・たらこ」の作曲でも知られる上野耕路さん。そして主題歌「愛だけを残せ」を中島みゆきさんが歌っています。この頃ちょくちょくと頂いている中島みゆきさん関連の仕事です。ホントに今年はFocusに始まりFocusで終わるような一年でした(POPの焦点→ゼロの焦点)……まだ終わりじゃないけど。
 

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 こちらが既にAmazonなど各所で公開されているジャケット。……ですが、これを見ても実際どんな感じかわかりにくいと思います。実は、今回のCDブックレットは『ゼロの焦点』のテーマカラーの赤にちなんで、赤いトレーシングペーパーとカラーページが交互に来る特殊な仕様になっています。
 
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映画の宣伝で使われた「ゼロ」のアートワークが白と黒で刷られたトレペをめくると、
 
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作品の舞台になった「ヤセの断崖」とメインタイトルがどーんと。

 こんな具合にトレペを使った効果が何ページか続きます。映画を観てサントラを購入した方には、映画全体に漂う、昭和30年代という時代と日本海特有の暗さが混ざった哀しみが、音楽とあいまってより深く伝わるのではないでしょうか。
 

「ゼロの焦点」オリジナル・サウンドトラック
音楽:上野耕路/主題歌:中島みゆき(ヤマハミュージックコミュニケーションズ)
2009年11月11日発売
定価 2500円(税込)

>>映画『ゼロの焦点』公式サイト
>>asahi.com|「昭和の女」ヒロスエ流 松本清張原作「ゼロの焦点」(広末涼子インタビュー)
(「自分が何をやりたいかより、人が自分に何をやらせたいかの方が重要」という言葉に共感)

丸丸gothic発売 このエントリをTwitterに追加このエントリをはてなブックマークに追加

 去年行った文字モジトークショー01で書体作家の片岡朗さんが制作中とおっしゃってた新書体「丸丸gothic(丸丸ゴシック)」が発売開始(?)、と「デザインのひきだし・制作日記」に書かれていた。

>>丸丸gothicABC?デザインのひきだし・制作日記

 ネット上での書体見本は、日本タイポグラフィ協会片岡さんの会員名簿で見られるようになっているが、カタオカデザインワークスのサイトでの公開・販売は現時点ではまだのよう(追記:発売開始されました)。そういえば今年の正月にカタオカデザインワークスから届いた年賀状に使われていた書体も、いま思えば丸丸gothicだったのだなあ。

>>カタオカデザインワークス

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 丸ゴシック体はいろいろ所有していて(じゅん、ヒラギノ、モトヤマルベリ、平成丸ゴシック、タイプバンク丸ゴシック…etc.)、仕事で使う機会も大変多いのだけど、個人制作の作家さんのもの以外はどれも似たり寄ったりで「これだ!」という決め手に欠ける。石井丸ゴシック体のような、大人にも子どもにも届くスタイリッシュな書体がデジタルフォントで出てくれるとうれしい。“こぶりな丸ゴシック”とか“游丸ゴシック”とか……メーカーの方、ぜひご検討を。

最近の仕事(200910) このエントリをTwitterに追加このエントリをはてなブックマークに追加

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夏に制作された中川ひろたかさんのシングルCD「ココロック!/YMCA体操」
横浜YMCA保育園のテーマソングで、市販はされていません。
 

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中島みゆきさんの曲を弦楽器とピアノでアレンジしたインストCD
『インストゥルメンタルで聞く中島みゆき』
(ヤマハミュージックコミュニケーションズ 2009年10月21日発売)
写真は五十嵐絢也さん。
 

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秋のアコースティックツアーで全国を回っている黒沢健一さんのDVD
『LIVE Focus 2009 at CLUB QUATTRO, SHIBUYA, March 31st』
(r.p.m. 2009年9月30日発売)
rpm shops購入特典DVD『LIVE Focus 2009 plus』とセットでぜひ。
(Focus/Limited Editionの仕事の詳しい紹介もそのうちに……)
 

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ダンスを取り入れた新しいあそびうたが人気のたにぞう(谷口國博)さんと
飲み会で意気投合し、いっしょに仕事をさせてもらってます。
そのうちのひとつが日野市が主催している“ヒノソング”の公募チラシ。
吹奏楽の仕事もそうですが、日野市になぜか縁がありますね。
 

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さらにこちらは、11月8日に東京国際フォーラムで開かれるアジア系のイベント
「PAX MUSICA 2009」のフライヤー。

後日、Worksに追加します。
おっと、大事な仕事を忘れていた……。
ケロポンズの結成10周年プロジェクトとCDのリリース。
こちらはのちほどまとめてお知らせします。

きりのなかのサーカス このエントリをTwitterに追加このエントリをはてなブックマークに追加

 ブルーノ・ムナーリの名作しかけ絵本「きりのなかのサーカス」。長らく絶版だった日本語版が、谷川俊太郎さんの新訳で復刊していた(フレーベル社・刊)のを、書店で実物を見て知った。古本で持ってたけどぼろぼろだったので、記念に一冊買ってきた。

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小さくてみえにくいけど、新旧の表紙をならべたところ。
 
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見返しの大きな見出しも平体から正体に。全体にモリサワフォントが活躍している。
 
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トレペの重なりで霧を表現した有名な導入部。表裏の塗り分けも凝っていて芸が細かい。
偶然、制作中のCDの仕事でトレペを使った表現に取り組んでいたので、感慨もひとしお。
 
谷川さんの訳は好学社版の誤訳を正しつつ、シンプルな言い回しに改めている。
でも、昔の八木田宣子さんの訳の、弾むようなおもしろさも捨てがたい。
たとえば、下のページとか。
[谷川訳]ジャグラーは ときどき あたまが おかしくなる
[八木田訳]てじなしは あたままで ときどき なげちゃう

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絵本の醍醐味の「めくる喜び」を最大限に増幅させたムナーリの仕事は本当に素晴らしい。
ネットも面白いけど、紙の世界にもまだまだ楽しいことがいっぱいあると信じたい。

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