WALK

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 関西在住のロックバンド、スムルースの11thアルバム『WALK』のデザインを担当しました。前作の『UNITE』から続くシリーズとしての二作目。今回から正式にヤマハミュージックコミュニケーションズへと移籍してのリリースとなります。写真も前作に引き続いて五十嵐絢也さんが担当。今回もジャケットのほかに、新潟発の音楽誌『CAST』と9月18日発売の『オリ☆スタ』30周年記念号の広告、コンサート会場等で見られるB2ポスターを手がけています(のちほどWorksに追加します)。

WALK(→Amazon.co.jp
スムルース(ヤマハミュージックコミュニケーションズ) 2009年9月16日発売
初回盤[CD+DVD]2800円(税込)
通常盤[CD]2400円(税込)
 

 ところで前作から新しくなった彼らのビジュアル、ファンの皆さんにはどんな風に受け止められているんだろう……前作『UNITE』について以前書いたように、ぼくはヴォーカルのトクダくんが尊敬するバンド=THE BOOMの足跡をどうしても重ねてしまいます。

 THE BOOMはデビュー当時、ホコ天出身のアイドルバンドのように捉えられていた時期がありましたが、4作目のアルバム『思春期』を境に、急にそれまでのファンを拒否するかのようなメッセージ性とビジュアルを展開していきました。それを機に離れていった人たちもいたかもしれないけど、THE BOOMの場合すごいと思ったのは、それ以上に彼らのことを信じてついていこうと思うファンが多く、やがて「島唄」(←実は『思春期』収録)「風になりたい」で集まってきた新しいファンと共に大きなうねりを作り出していったことでした。トクダくんとはこの時期の話で盛り上がることもあり、当然『思春期』でのTHE BOOMの変化のことも意識していると思います。

 バンドにはこのままずっと同じやり方を続けていたら、いつかダメになってしまう、と思えるときが必ずやってきます。そのとき、はっきり見える形で新しいアイデアを実行していくか、現状に甘んじてそのまま続けていくか……その先に待つ結果はきっと誰の目にも明らかでしょう。スムルースの、あのユニークだったジャケットアートワークを他人に任せてまで、ソングライティングに徹しようとするトクダくんの心境の変化は、やはり成長のための「WALK」だとぼくは信じたいです。撮影のとき彼ら三人がカメラの前で見せる「余分なものを何も持たない」まっすぐな表情は、彼らの偽らざるいまのキモチなんじゃないかなあ、と。

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