協同ネットの仕事

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>>Works:NPO文化学習協同ネットワーク(協同ネット)の仕事

 東京の三鷹市を本拠地とし、ニートや引きこもりの若者たちの自立支援を行うNPO文化学習協同ネットワーク(略称「協同ネット」)から仕事の依頼があったのは、2008年の年明け早々のことでした。

 代表を務める佐藤さん(演奏会のフライヤーを依頼してくれた吹奏楽団のリーダー藤井君もNPOに関わっていました)が海外の若者自立支援の状況を視察するためにヨーロッパを訪れたとき、現地の支援団体が配布する印刷物やポスターの鮮やかなデザインが、強く印象に残ったのだそうです。それにひきかえ日本でつくられるその種の配布物は、いかにも自治体主導の堅苦しいものばかり。もっとデザインの力で、悩みを抱えている若者たちの心にストレートに届くような配布物がつくれないものだろうか。……そう思ってデザイナーを探していたところ、前述の藤井君の推薦もあって、ぼくに仕事を依頼するに至ったようです。

 組織のシンボルとなる協同ネットのロゴマークにはじまり、協同ネットの活動を紹介するリーフレット、この春三鷹市中央通りにリニューアルオープンした「みたか地域若者サポートステーション」の看板/ディスプレイ。さらに今後制作予定の、神奈川県相模原市に新規オープンする「さがみはら若者サポートステーション」のリーフレットとポスター。これらの軸となるヴィジュアルには、社会に対して自信を失いかけた若者たちにやさしく届くよう、ここ何年かのぼくのパートナーといっても過言ではない、北村範史さんが描き下ろしてくれたイラストを全面に使用しています。

 100年に一度の不況と派遣切り、秋葉原の事件、年越し派遣村…と、仕事を最初に依頼された時期と比べて、若者の就労をめぐる状況もいっそう厳しくなっています。そんな中、これらのリーフレットやポスター、看板が少しでも多くの人々の目に止まって、人知れず苦しんでいる若者たちの助けに繋がれば、と心から願ってます。
 


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