Re: さて、どうしよう?

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 先月、HP Galleryでの南椌椌さんの個展に行ったとき教えていただいたイベント「受難と祈り─チベットを知るための夏 満月ばあさんと子供たち」が、東中野のポレポレ坐でまもなく始まる。7月22日からお盆休みをはさんで、8月24日まで、チベットを知るためのドキュメンタリー映画上映会、チベット音楽コンサート、資料の展示、亡命政権の子どもたちの描いた絵画展、チベットとチベットの人々を撮った写真展……などさまざまな催しが行われるそうだ。「チベットを知るため」というイベントの趣旨に共感したのと、フライヤーの片隅に「中国・四川省大地震によって被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます」と見舞いの言葉が書かれていたことに、中立性と主催者のやさしさを感じて、ここでも紹介したいと思う。

 ちょうど4ヵ月前、「さて、どうしよう?」という記事を書いてから、大混乱の聖火リレーや痛ましい四川省の大地震などを経て、混迷のうちにチベットのことは人々の記憶から薄れていったように思える。“一休さん”は長考の間、何をしたかといえば、別にたいしたことはしなかった。いくつかのネット上の資料に目をやり、ダライ・ラマ14世の著書『抱くことば』を読んで「ああ、こんなに博愛の心を持った指導者のもとで育った人々があれほどの暴力に訴えるとは、いったいどういうことだろう」と考えたり、熟考の末、その時点で一番信頼がおけそうなダライ・ラマ法王日本代表部事務所にささやかな募金をしたり(四川にも少し)……そのくらい。チベットと中国、本当のところどっちが正しいか、なんて即座に結論を出せる問題ではない。けど、現実に困っている人のことはなんとかしたい。となると、どっちが正しいかはとりあえず括弧に入れて、募金と、あとは見守るくらいしか自分にはできないかな。今回のイベントのように、実際にチベットやダラムサラの人たちがどんなふうに暮らしているかを見たり知ったりして、静かに感じてみることは、すごく貴重だし大事なことだとぼくは思う。というわけで、答えは……木魚の音をBGMに、まだまだ考え中。

受難と祈り─チベットを知るための夏 満月ばあさんと子供たち
2008年7月22日[火]—8月10日[日](前期)
2008年8月19日[火]—8月24日[日](後期)
space&cafe ポレポレ坐(東京・東中野)
 

以下は、これまでにチベット関連で参考にさせてもらった記事やサイトのリンクです。

>>福島香織さんの「北京趣聞博客 (ぺきんこねたぶろぐ)」
産経新聞中国支局記者のブログ。チベットだけでなく、四川地震の生の様子も逐一伝えた。

>>チベットについて調べたり考えたりするときに役に立つかもしれないサイトまとめsauntererのメモ箱
古いけど、煽りの少ない、行動の参考になるサイトのリンク集。

>>Watch & Save Tibetテレスコープ、カレイドスコープ
友人で旅人のnorichofuさんのブログより。足で歩いて見た美しい風景と、実感のこもった意見。

>>嫌中的なアプローチはチベットの利益にならない赤の女王とお茶を
こういう視点も大事。

>>エクストリーム・聖火リレーアンサイクロペディア
今年上半期、いちばん熱かった競技。




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