Pelso/Gnosis

風土社から出ている大平一枝さんのジャンク・スタイル・シリーズ第3巻『ジャンク・スタイル・キッチン』で使用したフォント。ThinとかUltra Lightとも呼ばれるこの種の極細書体は、とかくクライアントには好まれない傾向がある。実際、『キッチン』のときも若干太らせて使っている。声は大きい方が伝わるし、書体も太い方がより目立つ、というわけだ。
でもたまにファッション誌の見出しなどで、極細書体がさりげなく使われているのを見るとドキッとしてしまう。ときには太く強く、よりも雄弁に言葉が語り出すことがある。90年代後半くらいの中島英樹さんの中ゴシック/Nakajima Thin使いもそうだった。デザインのセオリーやトレンドから外れることは勇気がいるが、キマると逆にそれが王道になってしまうくらいの強力なパワーを秘めている。いつか大きなポスターなんかで使ってみたいなと思う。
>>T.26
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