ガーリーの系譜

街で拾ったチェコの映画「ひなぎく」のチラシの裏面より。

ひなぎく
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これから行くかもしれない展覧会[2007・9/10〜]

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舞台芸術の世界 ディアギレフのロシアバレエと舞台デザイン
2007年7月26日[木]—9月17日[月・祝]
東京都庭園美術館(東京・白金台)
20世紀初頭に栄えたロシアバレエの、ポップでアヴァンギャルドな舞台デザイン。

削る —鉋の世界—
2007年8月6日[月]—9月21日[金]
GALLERY A4(東京・東陽町)
鉋(カンナ)好きには堪らない、日本の伝統工具・鉋のすべてがわかる展示。

崩壊感覚
2007年8月18日[土]—10月21日[日]
東京国立近代美術館 ギャラリー4(東京・竹橋)
タイトル見ただけでゾクゾクする。崩壊、解体、そして希望。これは必見。

「murren」創刊記念展
2007年8月21日[火]—9月23日[日]
kurkku library(東京・原宿)
惜しくも廃刊になった「wandel」のスタッフによる新雑誌の創刊記念展。

納涼現代アート展 〜今年の夏はエロス祭りで〜
2007年8月23日[木]—9月22日[土]
ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート(東京・日本橋)
18歳未満入場禁止。アラーキー、ナン・ゴールディンほかによるエロスの世界をたっぷり。

ミヤギユカリ、広尾の壁画展
2007年8月28日[火]—9月10日[月]
青山ブックセンター本店(東京・表参道)
広尾の工事現場の仮設フェンスに全長300mに渡って描かれた壁画の再現および写真展。

BIOMBO/屏風 日本の美
2007年9月1日[土]—10月21日[日]
サントリー美術館(東京・六本木)
江戸時代に南蛮貿易で西欧各地に渡ったビオンボ=屏風絵の展示。

バーナード・リーチ —生活をつくる眼と手—
2007年9月1日[土]—11月25日[日]
松下電工汐留ミュージアム(東京・新橋)
民藝運動とも関わりを持つイギリスの陶芸家が遺した、生活のための藝(と)術。

nowhere picnic ムラタ有子展
2007年9月7日[金]—9月24日[月・祝]
世田谷ものづくり学校(東京・池尻大橋)
POLARISのCDジャケットで知られるイラストレーターの新作。

京都スーベニイルコレクション KYOTO DEPARTMENT
2007年9月8日[土]—9月24日[月・祝]
パルコミュージアム(東京・渋谷)
2007年10月6日[土]—10月29日[月]
パルコギャラリー(名古屋・栄)
新旧の京雑貨・工芸を集めた京土産のいま。FPM×グルーヴィジョンズの京友禅着物も。

FORTE Forever
2007年9月8日[土]—9月29日[土]
森岡書店(東京・茅場町)
惜しまれつつ今年廃業したハンガリーの印画紙メーカーFORTEの印画紙を使った写真展。

堀木エリ子展「二枚の和紙による空間」
2007年9月11日[火]—9月28日[金]
ギャラリー ル・ベイン(東京・六本木)
巨大和紙2枚と照明だけでつくる和紙の空間。気になる。

ジャパニーズ・ジャンク・スタイル
2007年9月14日[金]—9月16日[日]
hako [Gallery](東京・代々木上原)
風土社“ジャンク・スタイル”シリーズ刊行記念イベント。DMデザインはPAPIER LABO.

大塚砂織個展「FLYING PEN」
2007年9月14日[金]—9月19日[水]
HBギャラリー(東京・表参道)
外国人を描いたら外国人イラストレーターより上手かも。4年振りの個展。HPはこちら

坂本龍一+高谷史郎|LIFE – fluid, invisible, inaudible …
2007年9月15日[土]—11月4日[日]
ICC(東京・初台)
オペラ「LIFE」の音と映像+新作素材をコンピュータでランダムに呼び出すことで、
新しい時間と空間を生み出すインスタレーション。初日には二人によるライブも。

地下展 UNDERGROUND−空想と科学がもたらす闇の冒険
2007年9月22日[土]—2008年1月28日[月]
日本科学未来館(東京・青海〈テレコムセンター〉)
宇宙の対極にある未知の世界・地下に迫る。ビジュアル等をグルーヴィジョンズが担当。

『乙女のパリ絵本』刊行記念 「乙女のパリ」展
2007年9月28日[金]—10月10日[水]
ロゴスギャラリー(東京・渋谷)
期間中パリの“のみの市”も開催。6年前に行ったパリ・ヴァンヴ蚤の市は豪雨だった…。

植草甚一 マイ・フェイヴァリット・シングス
2007年9月29日[土]—11月25日[日]
世田谷文学館(東京・芦花公園)
平野甲賀の装幀が生で見られるかな。小西康陽が参加するというイベントも楽しみ。

>>これから行くかもしれない展覧会[2007・7/8〜]

平野甲賀、再び(平野甲賀装幀の本/僕の描き文字)

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平野甲賀装幀の本

 「平野甲賀装幀の本」(リブロポート)。既に絶版だが、先日の平野甲賀展で実物を見てどうしても欲しくなり、贔屓にしている吉祥寺の古本屋「百年」で見つけて早速注文した。1985年刊行で、フリーになった1964年から1984年までの装幀と、黒テント時代の演劇ポスターが多数収められている。初期の晶文社の装幀や植草甚一シリーズがまとめて見られるのもありがたかった。

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 平野さんといえば80年代以降の「深夜特急」「ロートレック荘事件」などの描き文字の印象が強く、それ以外にもたくさんの仕事を手がけていたことをこの作品集で初めて知った。描き文字のもの、写植だけのもの、イラストや写真とのコンビネーション、コラージュ……といろいろ。描き文字は勿論素晴らしいが決してそれに酔っている風でもなく、いろんな手法の中からその対象に適したやり方を冷静に選んでいる印象がある。そして、どれにも迷いがなく、自由。平野甲賀展で描き文字のスケッチを見たときもそう思った。この文字とこの文字は何ミリずれていて…みたいな細かいことは気にせず、ぽんぽんと文字を置いていく。細部が多少曲がっていても、全体を引いて見ると確かなバランスに支えられている。デザインにおいて「揃える」こと、ジャストであることは比較的易しいが、「ズレ」を出すこと、バラすことはほんとうに難しい。ガイドラインやベースラインという航路から一旦離れたら、あとはセンスと己に対する全幅の信頼をたよりに船を進めていくしかないのだ。
 
 
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 展覧会場で買ったエッセイ集「僕の描き文字」(みすず書房)には、雑誌「ワンダーランド」(のちの「宝島」)を共に作った編集者の津野海太郎と90年代末に「季刊・本とコンピュータ」を立ち上げた平野さんらしく、IllustratorやInDesignにトライする様子が伺える記述もあった。《せっかくマックでいこうと決心したわけだから、これを機会にあらゆる道具や手続きを、それからアシスタントまでも全部この中に入れちゃって、マックだけで済ませたいと思っている。》 これが1994年に書かれた原稿というから驚く。あの頃、DTPに意識的に向かっていたのは立花ハジメか松本弦人くらいではなかったか。平野さんのように写植の時代を濃密に過ごしてきたベテランが、出たばかりで不備の多かったであろうMacに拒否反応を示すのではなく、積極的にその良さを見つけて自分のモノにしていく……その姿勢が素晴らしいと思った。 

>>タイポグラフィの世界|描き文字考 平野甲賀╳川畑直道

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>>[コウガグロテスク]平野甲賀展

[コウガグロテスク]平野甲賀展

コウガグロテスク

 8月10日(金)からNo.12 Galleryで始まる[コウガグロテスク]平野甲賀展。今年6月に出た平野甲賀のフォント「コウガグロテスク」を使った、クリエイターたちによるアートワークを展示。フォント開発中の画面は何かの雑誌で見たことがあるが、本当に発売されていたとは知らなかった。立花ハジメの「信用ベータ」以来の衝撃? 誰が使うんだろう。いや、使ってみたい気も……。
 日刊デジタルクリエイターズの記事によれば、商品名は「CD-Rコウガグロテスク06 漢字篇」。OpenType、4500字収録、限定100部で60,000円(税込)。仮名篇もあり。
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