エセコミ40号と、今月の広告批評/チョムスキーとメディア

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紹介遅れましたが、THE BOOM/宮沢和史のファンクラブ季刊誌「エセコミ」40号。早いもので、このスタイルになってから4号目です。>>Works
表紙は北村範史さん。THE BOOMの有名な曲をテーマにお願いしました。
編集スタッフによる“編集後記”はこちらで。

「食」をテーマに、世界の環境を良い方向に導こうと努力する人々に話を聞く宮沢和史のコーナーは、雑誌「ecocolo」の編集など、クリエイティブなアプローチによる新しいタイプのエコ運動に取り組むクリエイティブ・ディレクター/サステナ主宰のマエキタミヤコさんと、高野寛さんを迎えた座談会。題して「エココミ:エコな世界の作り方会議」。
世界の厳しい状況から目を逸らさず、でも基本は明るく楽しく、この場所で一歩ずつ自分たちにできることから。レイアウトしてて元気が出ました。


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興味を持たれた方は、発売中の「広告批評」313号“特集 エコ・クリエイター・パワー”をぜひ。
(以前紹介したことのある“エコ・クリエイティブ”特集の続編)
ここ何号かでエセコミが取り上げてきた問題がわかりやすくまとめられています。
エコの問題について早くからメッセージを発してきた坂本龍一へのインタビュー、環境運動家の辻信一さん(エセコミ39号に登場)とマエキタさんの対談、冒険家の石川直樹さん、写真家の滝本幹也さんほかによる六ヶ所村訪問レポート座談会etc。
ap bank等を企画する小林武史さんのイベント「東京環境会議」をめぐる座談会では、小林さんのほか、クリエイティブ・ディレクター/風とロック主宰の箭内道彦さん、そして高野寛さん(会議続きでお疲れ様です…)という異色の三人が面白く語ってます。

この「東京環境会議」、テーマが「環境と欲望」というところが面白い。エコに関しては門外漢というイメージの箭内さんの、

一時はやった「ロハス」も、禁欲的じゃないオシャレなエコみたいなこと
だったんだろうけど、「欲望」はそれ以上の何かを提示してる気がする。
興味がない人に興味を持ってもらう、いわば“開通”させるのはかなりの
力仕事ですから、これくらいの言葉じゃないと伝わらないし、
「いい人」じゃない人たちも連れてかないと世の中動きませんからね。

という発言には、エコ・ムーブメントの次の波の気配を感じてうれしくなった。「セックスで発電するベッド」とか、バカバカしくて笑える。しまいには「笑い」そのものをエネルギーに変換できたらもっと面白い。
 
 
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さらに、今回のエセコミの内容とは直接関係ありませんが、先日、渋谷のユーロスペースで「チョムスキーとメディア ─マニュファクチャリング・コンセント─」という映画を観て、いろいろ勇気付けられてきた。
アメリカの体制や既存メディアに対し、生涯一貫してケンカを売り続ける言語学者/思想家/活動家/かっこいい老人/“ぼくの好きな先生”、
ノーム・チョムスキーの活動を追ったドキュメント。1992年制作の作品だが、その内容は現在もいまだ効力を持ち続けている。

2時間47分、途中に休憩タイムも含む長い映画の後半で、マスメディアに対抗する「オルタナティブ・メディア」と呼ばれる小規模の雑誌、ラジオ、テレビ局が紹介されていたけど、その姿勢はまさにエセコミの活動そのものだった。時々、エセコミのこの充実した内容を、THE BOOMや宮沢和史のファン以外にも見てもらえたら、と思うこともあるけど、もしかしたらこんな小さな世界の片隅で、ひっそりと革命が進んでいくことにこそ、実は大きな意味があるのかもしれない。映画を観て、エセコミのような仕事に関われることを少し誇りに思いました。

※この映画のDVDが4月2日に発売されるそうです。

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