高橋幸宏/4MOONS’ LIVE “Something Blue”
一週間前の9月25日(月)、恵比寿のLIQUIDROOMで高橋幸宏のイベント「4MOONS’ LIVE “Something Blue”」を観た。
散開後のYMOの三人に関しては、もっぱら教授と細野さんの動きばかり追いかけていて、ふと気がつくと幸宏さんのことは二の次という感じだった。久々の新作『Blue Moon Blue』がSketch Show以降の路線だということは噂に聞いていたけど、「これはスゴイ!」と初めて感じたのは、8月のブログでは“音の森”という言葉で表現されていたが、まさにそんな感じだった。
この日はアルバムで共演したHer Space Holidayやスティーヴ・ジャンセンとのジョイント・ライブ。幸宏さんは最後に登場。ライジングと同じメンバーにSketch Showのコーラス嬢を加えて、2曲目でいきなりYMOの『CUE』をこのバンドのアレンジで披露した。幸宏さんの優しいメロディの上に電子音のグリッドを引いて、そこにスティール・ギターやピアニカ等の生音をデコレートしていく。熱いのに厚くならない、冷たいのに暖かい、このバンドのアレンジメントは最高だ(コンピュータの使い方に関して、ぼくのデザインやイラストにとっても大きな刺激となった)。この4人でもう一枚新しいアルバムを作ってくれたら、うれしくて踊り出してしまうだろう。本当に。
スティーヴ・ジャンセンとの「STAY CLOSE」も良かったけど、アンコールでは、懐かしい「Drip Dry Eyes」と、これまた懐かし過ぎる「MURDERED BY THE MUSIC」が! 過去のアルバムジャケットが次々と入れ替わるVJの映像に、常にスタイリッシュであり続ける幸宏さんの美学を垣間見た。YESかNOか迷い続けるのも大事だけど、揺るぎなくスタイリッシュか、時にはビョーキ(ロマン神経症)か……極端だけどそんな生き方もカッコいい。


