コンドルズ・ツアー2006「ELDORADO」(9/1)

condors コンドルズのダンス公演を友人数名で、新宿シアターアプルに観に行った。坂本美雨「ネヴァーエンディング・ストーリー」のPV(未見)やNHK「からだであそぼう」などで活躍するダンサーの近藤良平率いる男ばかりのダンス・ユニット。昨年夏のNoism公演の振付で興味を持ち、今年春の公演(東京グローブ座)と、吉祥寺シアターでの近藤良平・黒田育世のデュオ「私の恋人」と連続で観ている。今回は2001年から2005年までの公演からの再演も含むベスト版的内容とのこと。初めて観る演目ばかりだったので何とも言えないが、単なる再演にとどまらない工夫が散りばめられた、2006年現在のコンドルズのステージになっていたように感じた。

 ぼくのコンテンポラリー・ダンスにまつわる小難しい先入観をぶっ壊してくれたのがコンドルズで、ダンスありコントあり何でもあり……他者の追随を許さない(というかきっとあまりにバカバカしくて誰も追随しようとは思わない)ワンアンドオンリーの世界を展開している。そしてその本質には紛れもなく“ロック”があると思う。大音量のストーンズやズボンズライクなブルージーなロック、セックス・ピストルズetc.をBGMに、上は40代以下、ひげ面も太っちょもスキンヘッドもいる、決して格好いいとはいえない男子校体育会風情の学ラン姿の男たちが、汗を噴水のように吹き飛ばしながらビシッと決めて踊る、飛ぶ、跳ねる。それだけで体中の血が騒ぐのだ。もう普通にこのままの形で、夏のロックフェスとかに出演してもらいたい。もしもブッキングしてくれたら、夏の仕事ラッシュでぐだぐだで泣きそうになってても、苗場だろうとひたちなかだろうとどこだって行く。ちなみに彼らのバンド・プロジェクトTHE CONDORSが、この夏メジャー・デビューしたばかり。秋のツアーも予定されている。でも、できればダンスで観たい。

 コンドルズの公演で何ともいえず好きなのは、終演後の物販コーナーで、たったいま演奏、もといダンスを終えたばかりのメンバーが、大声でTシャツや本やDVDなどを売っている光景。シアターアプルもグローブ座も彼らの手にかかれば、ライブハウスみたいな密度の濃い空間になる。ロック・ファンや音楽関係者にこそコンドルズの熱いステージを観てほしい。

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