RIDE on BABY『R on B』

2006/2/18

AD/D=下山ワタル
CL=Five Stars/ナインアップ
Artwork=江南匡晃(EDIT MODE/THE KING OF GAMES)
PH=桑畑恒一郎

NOTE=京都出身の兄弟バンドRIDE on BABYのデビュー・アルバム。制作期間は、東京都内と兄弟の故郷・京都での夏の撮影から数えて約半年に及んだ。

 マキシ・シングルの「ひとりぼっちのそいつ/カントリー・シジョー」も含め、最初から明確なコンセプトが頭に浮かんでいたわけではなかったが、とにかく彼らの故郷の京都で写真を撮ろうということだけは決めていた。事前にメンバーにおすすめの撮影ポイント(学生時代によく通った場所やライブハウスなど)をいくつか教えてもらい、あとはカメラマンの桑畑さんと現場を回りながら直感で次々と撮影していった。二人とも本格的な撮影が初めてとは思えない堂々とした表情を見せてくれた。人生で一度きりの青春フレーバーいっぱいの写真が撮れたと思う。アルバムとシングルに使用したのは大量の写真のうちのほんの一部。いつかそれらが写真集などの形で陽の目を見ることを切に願っている。

帯オモテに二人の顔を載せたくて、兄弟が幼い頃住んでいたマンションに侵入して撮影した写真から一点選んだ。マンションでカメラをのぞき込むシチュエーションは、ビートルズ“赤盤”へのオマージュ(のつもり)。

 アルバムに関してはたとえば中村一義の初期の作品のように、写真をメインに据えたビジュアルも考えていたが、彼らの真面目さと表裏一体の面白さやはじけた側面を出すためには、もう一ひねりが必要と感じていた。RIDE on BABYのオフィシャルグッズとして作られた、京都在住のデザインチームTHE KING OF GAMESによるコラボTシャツのアートワークが素晴らしく、それにヒントを得て作られた「カントリー・シジョー」のミュージック・ビデオを見ているうち、TシャツのアートワークをCDにも転用することを思いついた。ブックレットの歌詞ページで自転車に乗った主人公が、THE KING OF GAMESの“任天堂ライン”に乗って、京都をスタートして東海道を旅していく…。このアイデアにKOGの江南さんも乗ってくれて、Tシャツにはなかったたくさんのアートワークをあとから追加してくれた。

メディア向けに先行して配られたサンプルCD。

 今回のアルバム・プロジェクトでは、ほかに媒体向けサンプルCDと、フライヤー、販促ティッシュも制作した。フライヤーとティッシュのデザインは『R on B』特設ページで。


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