2005年最も印象に残った××××〈2〉

:::音楽:::
ランラ
ケロポンズ(カエルちゃん)
幼児教育の世界で人気のケロ(増田裕子)とポン(平田明子)のユニット=ケロポンズが、ハナレグミの宅録『帰ってから、歌いたくなってもいいようにと思ったのだ。』に影響を受け、初めて自分たちでアレンジを手がけた手作り感あふれるアルバム。おもちゃの楽器や手作り楽器を使ってほとんど一発録りでレコーディング。ハナレグミやTHE BOOM『JAPANESKA』(特に「夜道」)、たまあたりにまで通じる中央線フレーバーが漂う、シンプルでいてとても懐の広い作品。

このほかによく聴いたのは、ザ・コレクターズの2004年の傑作アルバム『夜明けと未来と未来のカタチ』。男女の愛や政治のことを、シンプルでまっすぐな言葉で歌うことのできる、こんな大人がうらやましい。ピチカート・ファイヴのロック版とでもいうべきサロン・ミュージック吉田仁によるアレンジが秀逸。リリー・フランキーもジャケット・イラストでいい仕事している。
ライブは、バンコクで観たKiiiiiii@FAT FEST FIVE、ロックフェス初体験のRISING FES.(北海道)で観たフィッシュマンズと忌野清志郎と電気グルーヴ×スチャダラパーetc.、宮島で観たTHE BOOM/宮沢和史が心に残る。3カ所に共通するのは「場」がもたらすパワーのすごさだった。

:::キーワード:::
“ダンス”
2005年は金森穣主宰のイベント等で、コンテンポラリー・ダンスの魅力に初めて触れた年だった。某所での肩書きは“ダンサー”。なのに、昨年中はついにダンスを習う夢は果たせず。今年はぜひ習いに行きたいし、観る方も4月に行く予定のコンドルズをはじめいろんなダンスや動く芸能を楽しみたい。2004年のキーワードの“映像”もそうだけど、日頃静止した状態で物事を考えることが多いゆえ、動くもの〜動かすこと、に対する憧れが強いみたい。こういうブログみたいなことをやっていると、頭の中ではいくらでも考えを広げることができてしまう。好きなことが言えるし、ついつい普段の自分よりカッコいいことを口走ってしまうこともしばしば。ふう。そこで、頭でっかちになりがちな思考に対するストッパーとしての“肉体”をちゃんと並置しておきたいというか…。たぶんぼくがダンスを始めたとして、頭でイメージしているようには上手く踊れないと思うのだ。そこが逆に面白いんじゃないかと。肉体からはじまる思考、ダンスからはじまるデザインというものがあるような気がしている。ぼくの場合、それはグルーヴィジョンズが制作したHALFBY「RODEO MACHINE」のMVみたいな……。




